大工 齊田綾のブログ

雪のトンネル

床を張り終えて、数日の間は作業場で仕上げ物の仕込みです。

うちの作業場は、除雪が入らないと上っていけないような山の中にあります。

当然、雪も深い。

ここ数日は少し気温が上がったので、屋根の雪が凶悪な姿に。



資材置き場の屋根上の積雪はおよそ1.2ｍ。
湿った雪がどっさり載って、重さは、、、、やめておきます。

まさに、雪のトンネル、いや、氷のパイプライン。

良い子の皆さん、軒下に入って遊ぶのは絶対にやめましょうね。
「痛い！」　じゃ、すみません。


大工　　　齊田綾

今年もよろしくお願いします。

新年、あけましておめでとうございます。

齊田工務店は本日より通常の仕事を始めました。

今年も目の前の仕事を一つ一つしっかりとこなしてゆくことになるでしょう。

走らず、転ばず、黙々と。
たまに立ち止まって遠くを見たり、ちょっと振り返って来た道を確かめたりして。

こんな面倒くさい大工ですが、今年もどうぞ御贔屓に。


大工・落語好き　　　齊田綾

今年もお世話になりました。

例年より一カ月も早い本格的な雪の季節の到来により、予定よりも2週間ほど遅れている八雲の家も、ようやく外壁が納まってきました。

いつも通り、無塗装の杉板。

今回は横張と縦張のミックスです。混ぜたのは、機能的な理由から。

必要からくる意匠。



というわけで、今年は今日で仕事納めです。

おかげさまで、今年も怪我もなく一年間ものづくりに携わることができました。


きっちり、チマチマ、後世に残る物を作り続ける。

素材と人に正直に。


来年もどうぞ御贔屓に。



大工・年末年始はラグビー観戦+見積　　　　齊田綾

ばくだん低気圧

冬の爆弾低気圧。

道南では峠は過ぎましたが、すさまじい風と雪でした。

二日ぶりに現場に行くと、えらいことになっておりました。

作業スペースにしている場所はすっかり雪で埋まり、
屋根には大きな雪庇がいまにも崩れそう。



足場の階段はとても上がる気になれない感じに。

反対側では、殺人的なツララ。

もう、ここまでくると、笑っちゃう感じです。

それでも、年内のあと数日、できる限りジタバタしてみようと思います。

皆様、くれぐれも無理はなさいませんように。



大工・朝5時から除雪　　　齊田綾

雪・雪・雪

寒いですね。

12月初旬でこの雪、そして、この寒さはキビシイ。
今日の現場周辺の最高気温、-4℃。
西風が止むことなく雪を運んできます。


皆様も、くれぐれも風邪などひきませんようにお気を付けください。


大工・6枚重ね着　　　齊田綾

冬が来た

冬が来ました。

今朝の最低気温は０℃。

山の麓にある作業場の周りはうっすら雪景色です。




そして、現場に向かう国道は、完全凍結。アイスバーン。

現場に着くまでに見かけた事故車は、トラック２台に乗用車１台の計３台。
あちこちで落ちたり転がったりしておりました。

とうとう冬がやってきましたね。

手元足元、通勤中も、あらためて気を付けます。


大工・現場まで毎日１時間通勤中　　　齊田綾

夏休みの自由研究（後半）

続きです。

「10歳の子供でもそこそこ自分で作れる+実用に堪える 椅子」を検討した結果、今回は

小幅の板を何枚もボンドでくっつける、という作戦を採用しました。

材料は杉板。厚み9㎜　幅40㎜。長さ　まちまち。

これを寸法に切って、並べて、ボンドでくっつける。
5段重ねて

クランプで圧着して一晩おきます。

これを二つ作って

翌日、紙やすりで仕上げて左右のフレームは完成。
座面と背板を同じ材料で用意し、釘で留める。
そして、ついに完成しました。









「俺すげぇ、これ売れるんじゃね？」とご満悦の次男。
「いくらで売るの？」
「んー、5円くらいかな。」
「・・・・・・・」

さておき、小幅板の剝ぎ合わせで作る家具。
工夫したらもっといろいろ遊べそうな気がします。

子供の、いえ、親子の自由研究でした。
あー、楽しかった。


元工作少年・父親　　　齊田綾

夏休みの自由研究（前半）

8月に入り、夏休みも中盤戦。

我が家の次男（小4）は夏休み後半に遊び倒すために最後に残した宿題「自由研究」に取り掛かりました。
研究とはいっても、頭より手を動かすのが得意な彼は何を思ったか、

「俺、椅子を作る」と宣言。

いやいや、そんな簡単じゃないよ、と思いながらも、ま、やってみるか、と。

子供には前もって設計図を描かせます。あちこち自分の手で測って寸法も決めさせました。

デビュー作が肘掛け椅子とは。見込みあるぞ、次男。

これを、「なるべく本人が作れる感じで、なおかつ、実用に堪えうる感じ」にするために、大工の父ちゃんは知恵を絞りましたとさ。

続きは次回。


大工・父親　　　齊田綾

夏の作業場

6月も今日で終わり。
一年で一番気持ちの良い季節がやってきました。

暑くなってくると、山にある私の作業場にはいろんな生き物が飛んできます。

今日の訪問者は

オオスズメバチ。

まるまってて３センチ以上あるので、飛んでるときは５センチくらいもあったな。
羽音が怖いもの。

近くにあった箒で撃墜して弱ったところを556スプレーでとどめ。

ヘビもいるし、ネズミもいるし、キツネもリスもクワガタもやってきます。

そんなところで何してるかって？

先週から、頼まれていた家具の制作に取り掛かりました。


勉強机３台にテーブルにサイドボード。

汗をかきかき、木屑に埋もれて仕事してます。


大工　　　齊田綾

節分

あっというまに節分です。

びっしりと現場に張り付いていた１月とは打って変わり、２月に入って作業場で拵え物の日々です。

現場でゴリゴリと形にしていく仕事も好きですが、こうやって作業場でじっくりと素材と向き合うのもまた良いものです。
原木を選び、切って削って溝を突いて仕上げて。

楢を削れば楢の香りが、ヒバを削ればヒバの香りが作業場を満たします。


雪が少なくて過ごしやすい今年の冬ももう少し。

大三坂の家ももう少し。

春が来る前に、皆さんにお披露目できるように頑張っております。



大工　　　齊田綾