2017年 07月 24日
手で描く |
暑い日が続きますね。
外は夏。子供はそろそろ夏休み。
BBQの匂いと賑わい。
それなのに、私は図面描きと見積と打ち合わせで引きこもり気味です。
で、その図面ですが、ご覧のように私は手で描いてます。
いまどき製図板だのドラフターだの三角定規だのを使って、チマチマと線を引いている人は希少種でしょう。
絶滅危惧種か。
いや、「キケン・近寄るな」かな。
いまどき手描き?って、業者にも役場にも言われるんです。なんで?って。
ま、いろいろ理由はあるのですけど、手仕事を大事にするなら、図面もやっぱり手描きだと思うんです。
以前、設計屋さんの仕事で「手刻みでお願いできますか?」って言われたので、
「じゃ、図面も手描きで書いてきて」って返したら、そのままになったことがありました。
大工に「手仕事が良い」っていうんなら、「まずあんたがやってこい」って、変でしょうか。
カチカチってクリックしてできた線と定規で手描きの線が同じなら、プレカットと手刻みも同じでしょ。
一本の線に込める「設計者の想い」。
想いを読み取って形にする「作り手の汗」。
そうやって作ったモノの奥行を感じ取る「住まい手の感性」。
皆さんの家は「手描き」ですか? それとも、「カチカチっ」て感じですか?
手描き・手刻み 齊田綾
by aya-saita
| 2017-07-24 21:53
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