2012年 12月 02日
「建設業者」 -職人が語る現場の矜恃- |
タイトルと表紙の写真に惹かれて購入した本。
「はじめに」より
目次を眺めるだけでも毎日現場で汗する職人の息づかいが聞こえてきそうです。
少しだけ紹介すると・・・
「現場をきれいにできない人間にこういう仕事をする資格はないの。そういうことですよ。」-鉄骨鳶 湯本春美-
「たとえ今は見えなくても、未来の職人に対してだけは恥ずかしくない仕事をしておきたいとおもうんです。」-ウレタン吹きつけ工 大沢大嗣-
「いや、腕のいい職人は世の中にいっぱいいますよ。ただ、僕がいま危惧しているのは、うでのいい職人達の技術が次の世代にきちんと伝えられていないのではないかということです。」-板金工 下田守広-
他にも職人の口からこぼれるずっしりと重い言葉がちりばめられています。
モノづくりの向こう側にある大切なこと。
読み終わって「なるほど、そうだよなぁ」と思うと同時に、背筋がピンと伸びるような、そんな本でした。
建築に関係ない人にも是非おすすめです。
大工 齊田綾
「はじめに」より
-前略- 本書は、建築関係者のための月刊専門誌「建築知識」において、2007年8月号~2010年11月号まで掲載された連載『現場の矜恃』を、加筆修正のうえ再構成したものである。ゼネコンの下請けとして働く職人から、宮大工・社寺板金のような伝統的建造物に携わる職人まで、建築にかかわる37人にインタビューした「職人ドキュメント」の完全版だ。 -後略-
目次を眺めるだけでも毎日現場で汗する職人の息づかいが聞こえてきそうです。
少しだけ紹介すると・・・
「現場をきれいにできない人間にこういう仕事をする資格はないの。そういうことですよ。」-鉄骨鳶 湯本春美-
「たとえ今は見えなくても、未来の職人に対してだけは恥ずかしくない仕事をしておきたいとおもうんです。」-ウレタン吹きつけ工 大沢大嗣-
「いや、腕のいい職人は世の中にいっぱいいますよ。ただ、僕がいま危惧しているのは、うでのいい職人達の技術が次の世代にきちんと伝えられていないのではないかということです。」-板金工 下田守広-
他にも職人の口からこぼれるずっしりと重い言葉がちりばめられています。
モノづくりの向こう側にある大切なこと。
読み終わって「なるほど、そうだよなぁ」と思うと同時に、背筋がピンと伸びるような、そんな本でした。
建築に関係ない人にも是非おすすめです。
大工 齊田綾
by aya-saita
| 2012-12-02 00:00
| 本
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