2012年 11月 10日
『いま再評価 三角屋根住宅』 道新記事より |
今朝(2012.111.10)の道新朝刊に、コンクリートブロック(CB)造りの三角屋根住宅についての記事がありました。
一部、抜粋してご紹介します。
以上、引用ここまで。
もし私が築50年のこの住宅を改修するとしたら・・・・
CB造ならば躯体そのものが熱容量が大きい材料でできていますから、その外側で十分な断熱を施せば昼と夜の温度差も少なくできるでしょう。よって躯体の外部に断熱工事。防火もCBでとれているので、外壁は割と自由なはずです。もしかしたら、板張りもいけるかもしれない。(実際にはその地域の基準に照らしてみないとわかりませんが・・・)
三角屋根住宅の特徴である雪の落とし場所の確保、という点も、最近は屋根材の工夫でどうにでもなります。もし近隣に雪を落とす心配があるのであれば、スノーストッパールーフやアスファルトシングルで屋根を葺き替え。屋根通気・棟換気を導入し、できれば軒を深くする(3尺くらいは欲しい)。
サッシ等、開口部は断熱性能の高いサッシに入れ替える。できれば木製サッシ。
以上のような断熱改修がきちんとできるならば、薪ストーブの導入も容易でしょう。ちょうど集合煙突もついてるみたいだし、リビングの一角に小さくて高性能な薪ストーブを置きたい。
・深くした庇の下には薪を積んで乾燥させて・・・
・車庫の隣に物置を増築して、そこで薫製を作って・・・
新聞のちょっとした記事ですが、頭の中でいくらでも妄想できますね。
(私にとってはとても楽しい時間です。)
リフォームをする場合、内部の間取りや仕上げ(床・壁等)のイメージからリフォームを考える方もたくさんいますが、まずは躯体(骨組み)の性能です。躯体さえしっかりしていれば、建物は長持ちしますし、断熱・気密・換気を見直すことで暮らしやすさがグンと増します。
齊田工務店では新築だけでなく、改修工事も行っております。お気軽にご相談下さい。
たまには宣伝しておきます。
大工・齊田綾
一部、抜粋してご紹介します。
かつては道民の暮らしになじみの深い存在だったコンクリートブロック(CB)造りの三角屋根住宅について、道内の建築学の研究者らが寒冷地に適した住宅様式として再評価する調査を進めている。札幌近郊には北海道住宅供給公社が1950年代~70年代に建設した約3500戸が原型のまま残っており、住民や当時の技術者から詳しい聞き取りを行い、記録に残す。その上で、長く使ってもらうため、適切な改築方法などを提言する考えだ。
-中略-
普及したのは、雪が積もらない急勾配の屋根や熱が逃げにくいシンプルな外壁など構造上の利点があったためだ。研究会メンバーの道工大建築学科の谷口尚弘准教授(39)は「居間に和室や台所が隣接して廊下部分が少なく、暖房効率が高かった」と指摘。居間中心の間取りは「家族が自然に集まり、コミュニケーションを取りやすい構造。北海道が誇るべき住宅」と評価する。
-中略-
80年代以降は木造の高気密高断熱住宅が登場した影響などで新たな建築はほとんどない。
-中略-
札幌市手稲区で73年から三角屋根住宅に住む那須野美智代さん(68)は「造りがしっかりしていて安心感がある。夏は涼しくて冬も暖かく、北海道にぴったりの住宅だと思う」と愛着を語る。-中略-谷口准教授は「このまま忘れ去られるのは、あまりに惜しい住宅文化。原型を維持した改築例を示し、少しでも多くの三角屋根住宅が残るお手伝いができれば」と話した。
以上、引用ここまで。
もし私が築50年のこの住宅を改修するとしたら・・・・
CB造ならば躯体そのものが熱容量が大きい材料でできていますから、その外側で十分な断熱を施せば昼と夜の温度差も少なくできるでしょう。よって躯体の外部に断熱工事。防火もCBでとれているので、外壁は割と自由なはずです。もしかしたら、板張りもいけるかもしれない。(実際にはその地域の基準に照らしてみないとわかりませんが・・・)
三角屋根住宅の特徴である雪の落とし場所の確保、という点も、最近は屋根材の工夫でどうにでもなります。もし近隣に雪を落とす心配があるのであれば、スノーストッパールーフやアスファルトシングルで屋根を葺き替え。屋根通気・棟換気を導入し、できれば軒を深くする(3尺くらいは欲しい)。
サッシ等、開口部は断熱性能の高いサッシに入れ替える。できれば木製サッシ。
以上のような断熱改修がきちんとできるならば、薪ストーブの導入も容易でしょう。ちょうど集合煙突もついてるみたいだし、リビングの一角に小さくて高性能な薪ストーブを置きたい。
・深くした庇の下には薪を積んで乾燥させて・・・
・車庫の隣に物置を増築して、そこで薫製を作って・・・
新聞のちょっとした記事ですが、頭の中でいくらでも妄想できますね。
(私にとってはとても楽しい時間です。)
リフォームをする場合、内部の間取りや仕上げ(床・壁等)のイメージからリフォームを考える方もたくさんいますが、まずは躯体(骨組み)の性能です。躯体さえしっかりしていれば、建物は長持ちしますし、断熱・気密・換気を見直すことで暮らしやすさがグンと増します。
齊田工務店では新築だけでなく、改修工事も行っております。お気軽にご相談下さい。
たまには宣伝しておきます。
大工・齊田綾
by aya-saita
| 2012-11-10 22:02
| 家まもり
|
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