2012年 07月 16日
外壁下地と釘の長さについて |
なんだか、よくわからないタイトルでしょう。
興味のない人はどうぞ読まなくて結構です。
外壁に板を張る時に、気をつけていることがあります。
それは、下地の作り方と釘の長さ。
材料(板でもサイディングでも)を横に張る時は下地は縦に流します。
1尺5寸間(455㎜ピッチ)で通気胴縁を流して、そこに釘(ビス)止め。問題なし。
縦張りの時は、下地は横に流します。
ただ、齊田工務店の仕様では通気胴縁は基本的に縦。
よって、横張りの時の外壁下地は縦(通気胴縁)+横(外壁下地)となり、2重になります。
横張りよりも下地一本分、外にふけてくる為、窓や枠との納まりが面倒になる場合もありますが、エアホール胴縁と呼ばれる物や、樹脂製の胴縁を横にして使うことはありません。
なぜか。
まず、通気胴縁を縦に流したい。どうしても縦にしたいから。
それは、通気層のすぐ内側にある防水層(タイベック)に届いた水を速やかに、滞りなく排出したいからです。
水は高きから低きへながれますから、横胴縁にするとそこで停まってしまう可能性が増します。
だから、どうしても縦。
そして、縦張りのための横下地。
下地の材料の寸法は仕上げ材の張り方や釘の長さで決まります。
仕上げ材を留める釘が防水シート(タイベック)に干渉しないように。
手伝いで来てもらう大工さんには「そこまで気にするの?」と言われることもしばしばですが、譲りません。
そんな、小さなこだわりを、これからもチマチマ・きっちりと積み重ねていきます。
大工 齊田綾
興味のない人はどうぞ読まなくて結構です。
外壁に板を張る時に、気をつけていることがあります。
それは、下地の作り方と釘の長さ。
材料(板でもサイディングでも)を横に張る時は下地は縦に流します。
1尺5寸間(455㎜ピッチ)で通気胴縁を流して、そこに釘(ビス)止め。問題なし。
縦張りの時は、下地は横に流します。
ただ、齊田工務店の仕様では通気胴縁は基本的に縦。
よって、横張りの時の外壁下地は縦(通気胴縁)+横(外壁下地)となり、2重になります。
横張りよりも下地一本分、外にふけてくる為、窓や枠との納まりが面倒になる場合もありますが、エアホール胴縁と呼ばれる物や、樹脂製の胴縁を横にして使うことはありません。
なぜか。
まず、通気胴縁を縦に流したい。どうしても縦にしたいから。
それは、通気層のすぐ内側にある防水層(タイベック)に届いた水を速やかに、滞りなく排出したいからです。
水は高きから低きへながれますから、横胴縁にするとそこで停まってしまう可能性が増します。
だから、どうしても縦。
そして、縦張りのための横下地。
下地の材料の寸法は仕上げ材の張り方や釘の長さで決まります。
仕上げ材を留める釘が防水シート(タイベック)に干渉しないように。
手伝いで来てもらう大工さんには「そこまで気にするの?」と言われることもしばしばですが、譲りません。
そんな、小さなこだわりを、これからもチマチマ・きっちりと積み重ねていきます。
大工 齊田綾
by aya-saita
| 2012-07-16 20:42
| 駒ヶ岳の家
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