2012年 03月 11日
つちのうえ・おひさまのした |
後に「東日本大震災」と名付けられた地震とそれに伴う津波が東北・関東を襲ってから、ちょうど一年が経ちました。
我々はあの日から何か変われたのでしょうか。
何か変えなければ、と一時は考えたけれど、本当に、実際に、身体的に、何か変われたのでしょうか?
3.11以降、いろんな本を読み、様々な人と話し、自分の足下を見つめ直す時間が続いています。
辿ってきた道程を問い返す中で、有機農家の友人の言葉が心に残っています。
「俺たちは結局、土の上で、お日様の下でしか、生きていけないんだよ」
無垢材を用い、木組みで家づくりを続ける意味が、そこに凝縮されています。
自然が育んでくれた材料を用い、日常的な技術の積み重ねでつくる「家」という暮らしの器。
先人達の知恵を継承し、後世に対して少なくとも迷惑にならないような仕事を残すという事。
それは、とりもなおさず、我々の暮らしをとりまく色々な事を引き受ける(受け入れる)事でもあります。
私にとって、忘れられない一言になりました。
先人達に感謝しながら子供達に少しでも明るい景色をつなぐ為に、無垢材で木組みの家を作り続けます。
大工 齊田綾
我々はあの日から何か変われたのでしょうか。
何か変えなければ、と一時は考えたけれど、本当に、実際に、身体的に、何か変われたのでしょうか?
3.11以降、いろんな本を読み、様々な人と話し、自分の足下を見つめ直す時間が続いています。
辿ってきた道程を問い返す中で、有機農家の友人の言葉が心に残っています。
「俺たちは結局、土の上で、お日様の下でしか、生きていけないんだよ」
無垢材を用い、木組みで家づくりを続ける意味が、そこに凝縮されています。
自然が育んでくれた材料を用い、日常的な技術の積み重ねでつくる「家」という暮らしの器。
先人達の知恵を継承し、後世に対して少なくとも迷惑にならないような仕事を残すという事。
それは、とりもなおさず、我々の暮らしをとりまく色々な事を引き受ける(受け入れる)事でもあります。
私にとって、忘れられない一言になりました。
先人達に感謝しながら子供達に少しでも明るい景色をつなぐ為に、無垢材で木組みの家を作り続けます。
大工 齊田綾
by aya-saita
| 2012-03-11 20:10
| その他
|
Comments(0)